「歴史の終わり」と世紀末の世界【書評】

1992年から小学館の雑誌「SAPIO」紙上で、浅田彰を聞き手としてフランシス・フクヤマ、柄谷行人等と行われた議論を編集した書物。 フランシス・フクヤマが、89年にナショナルインタレストで発表した冷戦以後の「歴史の終わり」としての自由主義=資本主…